世界的な自然主義ガーデンデザイナー 「ピィト・アゥドルフ」氏及び「バート・フス」氏、蔚山訪問 自然主義庭園を点検、2028蔚山国際庭園博覧会の役割などを論議 太和江国家庭園の自然主義庭園を設計したピィト・アゥドルフ(Piet Oudolf)氏とバート・フス(Bart Hoes)氏が、5月4日から6日まで2泊3日の日程で蔚山を訪問する。 今回の訪問は、太和江国家庭園に設置された自然主義庭園の植物の生育状態点検と、庭園の維持・管理技術の伝授、2028蔚山国際庭園博覧会の参加役割についての論議などのため企画された。 訪問初日は歓迎の晩餐会が開かれ、2日目には市民造園士との出会い、作家インタビュー、自然主義庭園の現場点検などが行われる。 最終日は、自然主義庭園に活用できる方法を検討するため済州道へ移動して、韓国南部地域の自生植物の資源調査・発掘を行う。 自然主義庭園は、過去に国家庭園だった1万8,000㎡の敷地で2022年5月に実施された基盤造成工事を皮切りに、10月1日から7日まで海外・全国各地の360名の専門家と市民によって一次植栽作業が行われ、今年4月に追加植栽され造園が完了した。 ここには、韓国の自生植物であるノガリヤスをはじめとする157種類7万1,289本の多種多様な宿根草花類植物が植栽されている。 総事業費19億ウォンのうち、BNK慶南銀行が社会貢献事業として庭園設計と植栽などに11億ウォンを支援して、蔚山市が8億ウォンを投入して散策路、排水施設、電気などのインフラを構築した。 蔚山市の関係者は、「自然主義庭園はまだ豊かな庭園ではないが、植物の生育状態など現場の状況をピィト・アゥドルフ氏等と随時共有することで、現在とても健康な庭園へと成長している」とし、「来年には、高水準な庭園になることが期待される」と述べた。 また、「ピィト・アゥドルフ氏とバート・フス氏は、蔚山名誉市民として、彼等の国際的名声と人的ネットワークを活用して、2028蔚山国際庭園博覧会に世界中のガーデン愛好家が蔚山を訪れるよう、多様な方案に協力していく」と述べた。 なお、今年開催される太和江国家庭園春の花祭りは、自然主義庭園とともに、「春の庭園、香りに染まる」というテーマで、5月19日から21日まで多彩な庭園プログラムを用意して市民を迎える予定だ。 |