蔚山市、「2025乙支(ウルチ)演習に関する統合防衛協議会」を開催 13日、統合防衛事態の審議・宣布、危機管理対応手順を習得
蔚山市は、8月13日午後10時、市庁2別館地下2階の統合防衛総合状況室にて、「2025年乙支(ウルチ)演習に備えた総合防衛協議会」を開催すると発表した。 この協議会は、8月18日から21日までの4日間実施される全国単位の乙支(ウルチ)演習を目前に控え、国家危機管理の演習に伴う局地的な挑発への対応、民・官・軍・警察・消防の統合防衛体制点検を目的に企画された。 会議当日は、金斗謙(キム・ドゥギョム)蔚山市長をはじめ、カン・グァンボム第53歩兵師団長、チョン・サンジン蔚山警察庁長ら統合防衛協議会の委員、関係機関の担当者ら約50名が出席する。 会議では蔚山市、第53歩兵師団、蔚山警察庁などの機関が演習状況を報告、局地的な挑発を想定して、地域軍司令官が蔚山地域の統合防衛事態宣布を進言、協議会議長である蔚山市長が統合防衛事態を審議・議決する手順が実施される。 金斗謙(キム・ドゥギョム)蔚山市長は、「2025年今年の乙支(ウルチ)演習は、いつにも増して安保リスクが多角化・高度化する状況下で実施される重要な訓練である」とし、各機関が有機的な協力体制を維持して、実践に近い訓練になるよう準備を徹底し、人々の生命と安全の保護に最善を尽くす」と述べた。 なお、乙支(ウルチ)演習は、1968年北朝鮮武装スパイ侵攻事件をきっかけに始められた国家非常事態に備えた訓練で、毎年全国単位で実施されている。 2025年今年は、全国の邑・面・洞以上の行政機関と公共機関・団体、重点管理対象企業など約4,000機関、58万人以上が参加する。蔚山地域では、89機関及び重点管理企業など約1万6,500人が参加予定で、蔚州郡は特別災難地域に宣布されているため、今年の乙支(ウルチ)演習から除外された。 2025年乙支(ウルチ)演習は、最近の安保環境の変化に伴い、ドローンの脅威、サイバーテロ、社会インフラの麻痺など複合的な状況を反映した実戦式の訓練を中心に実施される。
蔚山市 「2025年生命尊重安心村事業コンサルティング」を実施 13日、事業の成果点検・改善策の議論などへ 蔚山市は、8月13日午後2時、蔚山伝統市場支援センター4階会議室にて、自殺予防安全ネットワーク強化に向けた、「2025年生命尊重安心村事業コンサルティング」を実施すると発表した。 生命尊重安心村とは、地域社会の機関・団体が、効果が検証された自殺予防活動に参加して、自殺の危機に直面している住民を早期に発見、管内の専門機関に依頼・連携する、邑・面・洞単位の自殺予防安全ネットワーク構築を目的とする事業だ。 今回実施されるコンサルティングは、自殺予防における国家重点事業である生命尊重安心村事業の推進方向モニタリング、運営の充実化を目的に企画された。 コンサルティング当日、韓国生命尊重希望財団の地域協力チームが専門コンサルティングを実施して、蔚山市と保健福祉部、区・郡保健所、広域・基礎精神健康福祉センターの関係者ら約20名が出席する。 主な内容は、生命尊重安心村事業モニタリング及びコンサルティングを通じて成果を点検、生命尊重安心村の体制が一層効果的に運営されるよう、改善策について議論する。 蔚山市の関係者は、「生命尊重安心村のネットワークを活用した緻密な自殺予防戦略が、自殺率低下に実際につながるよう、推進事項の管理を継続していく」とし、「市民の命をしっかり守る安全な蔚山になるよう、最善をつくす」と述べた。 なお、蔚山地域の生命尊重安心村は、現在9か所で運営中だ。2024年昨年、3か所の邑・洞(東区華亭洞、北区農所1洞、蔚州郡彦陽邑)を皮切りに、2025年今年は、6か所の邑・洞(中区兵営2洞と太和洞、南区三山洞、東区方魚洞、北区農所2洞、蔚州郡三南邑)に拡大された。 蔚山市は、生命尊重文化の拡散と自殺予防安全ネットワーク構築に向けて、▲生命尊重認識教育及び生命保護養成に取り組み、▲民・官協力を通じた自殺予防キャンペーン実施、▲自殺危害手段及び自殺多発地域に対する管理強化、▲自殺未遂者・遺族のアフターケアのための協力体制構築、▲自殺危機に備えた精神救急対応体制(24時間精神救急電話相談 1577-0199、精神救急公共病床の確保、精神救急合同対応センター設置)の運営を通じて、市民の生命保護に注力している。
蔚山市、自治体における感染症対応実務者教育(FETP-F)を実施 感染症ごとに理論・疫学調査及び対応実習等を実施 地域カスタマイズ型の現場中心教育で感染症対応力を強化 蔚山市は、感染症管理支援団と共同で、地域内で感染症発生時に迅速な対応と体系的な予防管理ができるよう、8月13日から11月21日まで、蔚山保健環境研究院本館2階セミナー室にて、「自治体感染症対応実務者教育(FETP-F)」を実施すると発表した。 この教育は、「感染症の予防及び管理に関する法律」第18条の3(疫学調査人材の養成)に基づき、地域の感染症管理実務者たちの専門性向上と、実際に使える現場対応力の強化を目的としている。 教育期間中、全国自治体の感染症対応実務者273名に対し教育が実施され、蔚山からは市1名、区・郡各1名ずつ計6名が参加する。 教育は全80時間課程で、オンライン総論7時間(ZOOM)、地域現場教育64時間、最終評価大会9時間などで構成されている。疾病管理庁が総論及び最終評価を、蔚山感染病管理支援団が地域現場教育を担当する。 講義は、カン・ドンユン感染病管理支援団長兼蔚山大学病院予防医学教授をはじめとする感染症管理専門講師たちが担当する。 主な教育内容は、感染症政策、危機対応体制、感染症別の指針理解、現場中心の感染症疫学調査及び現場対応実習、感染症別の理論及び事例中心教育、個人防護具の着脱方法、検体採取方法などだ。 蔚山市の関係者は、「感染症対応は、現場でどれほど迅速かつ正確に判断して行動するかがキーポイントとなる」とし、「本教育を通じて、自治体実務者たちの専門性と対応体制が一層強化されることを期待している」と述べた。 なお、蔚山感染症管理支援団は、今回の教育のほかにも、小児の呼吸器感染症及び予防接種に関する実務教育を実施済みだ。今後も、地域の特性に合っ 蔚山経済自由区域庁 特区間の連携活性化のための懇談会を開催 13日、革新コンセンサスの構築と経済自由区域庁の発展策を議論 蔚山経済自由区域庁が、特区間の連携と協力強化を通じて、地域経済の活性化策を見出す。 蔚山警察庁は、13日午前11時30分、本庁3階会議室にて、「特区間の連携活性化懇談会」を開催すると発表した。 この懇談会は、蔚山に指定された様々な特区制度を連結することでシナジー効果向上を図る、「アウトリーチ」の一環として実施される。 懇談会には、イ・ギョンシク蔚山警察庁長をはじめ、蔚山科学技術院、蔚山科学大学、蔚山歴史研究所、蔚山都市公社の関係者ら約10名が出席する。 出席者たちは、▲経済自由区域の運営状況、▲特区間の連携策、▲地域経済への貢献策などについて議論する。 イ・ギョンシク庁長は、「全国で特区が100か所を超える状況で、蔚山が連携・協力モデルを先行して模索することは、大変意味深い試みである」とし、「特区間の連携を通じて集積効果を最大限に引き出し、幅広い分野の専門家から意見を収集して、地域の革新成長を導いていく」と述べた。 なお、蔚山警察庁は今後、定期的に懇談会を開いて専門家たちとの協力関係を維持し、持続可能な経済発展のパートナーとしての役割を担っていく方針だ。
蔚山図書館、音楽と文学で多彩な8月の文化がある日 「小さな音楽会・童話作家との出会い」を開催 17日弦楽アンサンブル公演「サウンド・オブ・ミュージック」、23日「チェ・ウンオク作家との出会い」 蔚山図書館は、8月文化がある日を迎え、8月17日蔚山図書館小さな音楽会「サウンド・オブ・ミュージック-クラシック、夢に出会う」、8月23日イベント「チェ・ウンオク童話作家との出会い」を開催すると発表した。 8月17日午後2時、図書館1階ロビーで開かれる小さな音楽会は、バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスで組まれたルーチェ弦楽アンサンブルによる童謡、映画、タンゴ、クラシック及びOST演奏、ストリートダンサーとソプラノの協演で音楽とダンスが調和する公演が実施される予定だ。 音楽会当日、蔚山図書館に来館者なら誰でも観覧できる。 つづけて、23日午前10時30分、図書館1階大講堂では、子どもベストセラー『自分勝手に選ぼう』シリーズの著者チェ・ウンオク作家との交流会が行われる。 一冊の本が完成するまでの過程、作家という職業、全講演のテーマ図書である『自分勝手に友だちを選ぼう』を通じて、友だちと上手くコミュニケーションを交わす方法について深く考える機会を持つ。 イベント後は、作家に対し子どもたちが知りたいことを直接質問できる質疑応答時間と作家サイン会が用意されている。 参加申込は、『自分勝手に選ぼう』シリーズを読んだ蔚山地域の小学生なら誰でも参加でき、8月14日午後5時から、蔚山図書館ホームページ(library.ulsan.go.kr)を通じて、先着130名を募集する。 詳細に関する問い合わせは、蔚山図書館ホームページ(library.ulsan.go.kr)または蔚山図書館資料政策課(☎052-229-6903)で受け付けている。 蔚山図書館の関係者は、「イベントを通じて、夏休み期間中、図書館で子どもたちは想像の翼を広げ、大人たちは思い出を振り返る、安らぎのひとときを過ごしてほしい」と述べた。
蔚山西蔚州消防署、サムスンSDI現場指導訪問を実施 13日、企業の火災予防相談及び問題点などを聞き出す場を模索 蔚山西蔚州消防署は、8月13日午後2時、蔚州郡三南邑所在の(株)サムスンSDIにて、企業の火災予防を目的に、現場指導訪問を実施すると発表した。 今回の現場指導は、火災発生時に危険性の高い対象を独自選定、指導を通じて企業の安全意識強化、防火環境構築などのため推進される。 訪問には、イ・ヨンジェ西蔚州消防署長ら約10名が参加する。 主な内容は、▲対象物の一般状況の聞き取り、▲企業に対する火災予防コンサルティング実施、▲西蔚州消防署の消防苦情統合支援チーム構成の案内、▲危険物の許認可事項及び企業の問題点の聞き取りなどだ。 西蔚州消防署の関係者は、「企業関係者の高い安全意識と能動的な消防安全管理を通じて、火災に対し安全な企業になることを願っている」と述べた。
蔚山南部消防署の義勇消防隊 「安全な良い日」火災安全キャンペーンを実施 13日、太和江駅待合室で実施 蔚山南部消防署の義勇消防隊は、8月13日午後2時、太和江駅待合室にて、「安全な良い日」キャンペーンを実施すると発表した。 このキャンペーンは、大勢の人が集まる場所など火災に脆弱な施設に対する火災予防を目的に企画された。 キャンペーン活動には、南部消防署の義勇消防隊約40名が参加、「安全な良い日」のイベント趣旨説明、広報紙の配布などを実施する。 主なキャンペーン内容は、▲耐用年数が経過した消化器交換事業、▲非常時に速やかに避難できるよう避難通路の確保状態チェック、▲有事の避難補助スタッフ配置などだ。 南部消防署の関係者は、「火災が起こりやすい時期に繰り返し発生する大火災を未然に防ぐため、新たな予防政策への転換が求められている」とし、「安全意識向上に向けた国民向けキャンペーン活動に、今後も最善を尽くしていく」と述べた。
蔚山東部消防署、命をつなぐ愛の献血運動に参加 13日、消防公務員・義勇消防隊員ら約20名が参加 蔚山東部消防署は、8月13日午後2時、東部消防署車庫地前にて、血液確保の困難を共に克服して命の分かち合いの大切さを伝えるため、愛の献血運動に参加すると発表した。 今回実施される愛の献血運動は、少子化・高齢化による献血人口の減少、重症輸血患者の増加による血液不足に伴い、命の分かち合い実践として企画された。 献血には、消防公務員と義勇消防隊員ら約20名が参加する。 東部消防署の関係者は、「血液が必要な患者の方々の助けになる運動に参加できて嬉しい」とし、「命の分かち合いの価値を噛みしめて、今後も献血文化拡散に向けて努力していく」と述べた。
蔚山市、AI首都への飛躍に「拍車」をかける 12日に蔚山人工知能委員会を発足し、第1回会議を開催 AIガバナンス体制を本格的に始動し、データセンターの活用戦略を推進 蔚山市が、「AI首都」飛躍に向けて本格的な歩みを始めた。 蔚山市は、8月12日午後3時、市庁本館2階大会議室にて、「蔚山人工知能委員会」発足式とともに第1回会議を開催し、蔚山型AI戦略の実行に向けたガバナンス体制を始動したと発表した。 この日発足する「蔚山人工知能委員会」は、製造・エネルギー・情報通信・教育など幅広い分野の専門家20名で構成されている。 委員らは、SK-Amazon Web ServicesのAI(SK-AWS AI)データセンター誘致、2026年1月人工知能基本法施行に先立ち、蔚山型AI産業発展策に対する主要政策課題を具体化して、実行戦略を提案する役割を担う。 イベントには、金斗謙(キム・ドゥギョム)蔚山市長をはじめ、蔚山情報産業振興院、蔚山科学技術院(UNIST)、韓国電子通信研究院(ETRI)、蔚山大学、韓国生産技術研究院、蔚山商工会議所、SKテレコム関係者等の産・学・研・官の専門家約20名が出席する。 会議当日、委員たちに対する委嘱状授与、運営方針の共有、蔚山の強みと補うべき点に対する現場中心の意見交換が実施される。 特に、▲AIデータセンターを拠点とする産業群の育成、▲分野別のAIインフラ拡散、▲AI人材養成体制の高度化など、国政企画委員会の政策方針と連携した蔚山型AI戦略の方向性について集中的な議論が交わされる。 金斗謙(キム・ドゥギョム)市長は、「蔚山は、製造産業基盤の上にデータインフラを加えることで、AIベースの産業大転換の中心に立てる最適の場所である」とし、「AI技術を主力産業に組み合わせて実際に成果を生み出し、製造AI分野で国家的役割を果たしていく」と述べた。 蔚山市はこれに先立ち、2025年6月、SKテレコムとAmazon Web Services(AWS)の総額7兆ウォン規模のAI専用データセンター誘致に成功した。 8月着工予定のデータセンターは、2027年41MW規模の1段階稼働を皮切りに、2029年までに計103MWの高性能GPUインフラとして完工予定だ。 この施設は、アジア・太平洋地域をカバーする超大型AI演算ハブとして機能し、Amazon Web Services(AWS)のAIクラウドネットワークの中核拠点として、蔚山の地位を大きく引き上げることが期待されている。 蔚山市は、このデータセンターを単なるインフラに留まらず、地域産業と戦略的に連携する計画だ。 現在、「AIデータセンター活用策研究業務」を通じて、▲産業別のAI適用モデル、▲国内外のAI企業誘致戦略、▲産学研協力モデル、▲規制自由特区との連携策などを構築中だ。 蔚山市は業務結果をもとに、国家AI拠点政策と人工知能基本法施行に先行対応して、蔚山型AI産業エコシステムを具体化する方針だ。 蔚山市は今後も、人工知能委員会を中心に政策諮問、実行モニタリング、新規課題発掘などを継続する予定で、AI首都・蔚山宣布式、討論会、学術大会、企業誘致説明会などさまざまな後継イベントを段階的に推進する計画だ。
2025年蔚山公共データ活用起業コンテスト大会の授賞式を開催 2つの部門に3件ずつ計6件を選抜して授賞 部門別の大賞、9月の中央本選大会に進出 蔚山市は、8月12日午前3時、蔚山市議会3階会議室にて、「2025年蔚山公共データ活用起業コンテスト授賞式」を開催すると発表した。 蔚山市はこれに先立ち、公共データを活用した独創的なアイデアとビジネスモデルを発掘するため、2025年4月から7月まで公募を実施した。 公募の結果、アイデア企画部門27件、製品・サービス開発部門7件など計34件が受け付けられ、書類審査と発表評価を経て、2つの分野に各3件ずつ、6件が受賞作として最終選定された。 アイデア企画部門の▲大賞は(株)Dタブの「ファクトリーE-DNAプラットフォーム」、▲優秀賞はビッグウェーブチームの「AI動画生成による認知症患者向け回想療法プラットフォーム、記憶の番人」、▲奨励賞はキャリアスタンプチームの「キャリアスタンプ」が受賞した。 大賞を獲得した「ファクトリーE-DNA」は、製造企業のエネルギー消費パターンを分析して、効率的かつ低費用でエネルギー供給を受ける方法を提案するAIプラットフォームだ。 公共データを活用した起業アイデアで試製品を公開した製品・サービス開発部門の▲大賞はバルムチームの「バルム」、▲優秀賞はトリプルレッツ(Triplets)チームのウィッシュネスト(Wishnest)、奨励賞はライトハウス(Light house)チームの「マリン-アイ(Marine-i)」が受賞した。 大賞を受賞した「バルム」は、韓国に居住中または移住を準備中の外国人の安定的な定着と社会統合をサポートするため、AI実戦会話練習ができ、さまざまな外国人支援プログラム情報を自動的に収集・紹介してくれる機能などを提供する統合プラットフォームだ。 部門別の受賞作は、蔚山市長賞(大賞・優秀賞)及び蔚山情報産業振興委員長賞(奨励賞)とともに、総額1,200万ウォンの賞金が授与される。 また、各部門で大賞を受賞した2チームには、9月に開催される「第13回全政府公共データ活用起業コンテスト」の統合本選への参加機会も与えられる。 蔚山市の関係者は、「公共データ活用起業コンテストを通じて、独創的なデータ活用策を発掘できた」とし、「全政府公共データ活用起業コンテストで優秀な成績を収められるよう、積極的に支援していく」と述べた。 |