蔚山市、「みんなが楽しいバリアフリー観光都市」づくりに取り組む 障がい者・高齢者・乳幼児連れ家族など誰もが快適に楽しめる旅行環境を構築 2階まで車いすの乗車が可能な市内観光バス、バリアフリールート設計など交通アクセスを向上 蔚山市は、障がい者・高齢者・乳幼児連れの家族など誰もが便利に旅行できる「バリアフリー(Barrier-Free)観光都市」づくりに本格的に取り組むことを明らかにした。 蔚山市は、2021年関係条例を制定以降、高齢社会への突入などにより、観光脆弱層に対する配慮の必要性が強調されるなか、観光地の交通アクセス向上に取り組んできた。 特に、2024年文化体育観光部が主管する総事業費80億ウォン規模の「バリアフリー観光連携性強化事業」の公募で選定され、バリアフリー観光モデル都市としての定着を目指し、5分野の14細部事業で構成された実行計画を本格的に推し進めている。 主な内容は、韓国初の2階まで車いす乗車が可能なエコシティツアーバスとバリアフリーバン「UV(Ulsan+Minivan)」を導入する。また、予約オンラインプラットフォームとQRコードを連携して、観光客の移動利便性を高める。 10月には、EBS特集放送「世界を掻き分けて - 旅立ちましょう」を通じて、青年障がい者たちがUVに乗って楽しむ蔚山バリアフリー観光が、全国に紹介される予定だ。 9月からは、主な観光地、周辺の宿泊施設や飲食店に対する事前調査を実施して、回転ドアの改善、車いす通路の設置、便利グッズ支援、サービス教育など、施設の改善に乗り出す。 工業フェスティバルをはじめとする大規模なお祭り会場では、スロープ、障がい者用トイレ、授乳室、車いす・ベビーカーレンタルサービスなどを提供して、誰でも不便なく参加できるよう支援する計画だ。 盤亀台岩刻画、太和江国家庭園などの主な観光地は、バリアフリールートを設計して、AR(拡張現実)・VR(仮想現実)案内コンテンツを導入することで情報アクセシビリティを強化し、バリアフリー観光推進協議体と市民参加型モニタリング団を運営して、現場の意見を政策に反映させる。 蔚山市は、今回のバリアフリー観光都市事業を通じて、▲観光客の満足度向上、▲宿泊・交通・外食業など地域観光産業の高付加価値化、▲観光脆弱層の移動権の保障などの成果を期待している。 蔚山市の関係者は、「蔚山は、産業都市を超え、文化・観光都市として飛躍する重要な岐路に立っている」とし、「蔚山の自然と文化を公平に享受できるよう、施設改善とスマート技術を両立させて、誰でも快適に旅を楽しめるバリアフリー観光都市・蔚山づくりに励んでいく」と述べた。
蔚山市、第60回全国技能競技大会選手団結団を開催 9月20日から26日までの7日間、光州で開催 22職種の54名が蔚山代表として参加 蔚山市は、11日午後3時、市庁本館7階応接室にて、第60回全国技能競技大会に出場する蔚山選手団結団式を開催すると発表した。 結団式には、金斗謙(キム・ドゥギョム)蔚山市長、チャン・ソックン蔚山技能競技委員会運営委員長(韓国産業人材工団蔚山支社長)、チョ・ヘヒョン技術委員長、選手代表と指導教師らが出席する。 結団式は、代表選手団の結団宣言、技能競技委員会旗の授与、記念撮影などが行われる。 蔚山選手団は、2025年4月に開かれた地方技能競技大会で入賞した22職種の54名で構成されている。 競技場ごとの参加者内訳は、▲第1競技場(光州工業高校)金型など5職種13名、▲第2競技場(光州電子工業高校)電気制御など3職種9名、第3競技場(全南工業高校)工業電子機器など2職種6名、▲第4競技場(光州自然科学高校)アニメーションなど2職種4名、▲第5競技場(光州人材開発院)鋳造1名、▲第6競技場(金大中コンベンションセンター)CNC/ミーリングなど9職種21名だ。 金斗謙(キム・ドゥギョム)蔚山市長は、「厳しい暑さの中で、技能人として夢に向かって汗水流して励んできた選手と指導教師の労苦に感謝している」とし、「大会が終わるまで、安全と健康に気を付けて、素晴らしい成果を収めてほしい」と述べた。 なお、第60回全国技能競技大会は、9月20日から26日まで、光州市の競技場6か所で開催され、17市・道の代表選手1,725名が参加して熱く競い合う。 大会入賞者には、メダルと賞金、賞状とともに、当該職種の産業技士実技試験免除の特典が与えられる。また、国家代表選抜評価戦を経て、国際技能五輪大会への出場機会も与えられる。
蔚山経済自由区域庁-蔚山大学RISE事業団 経済自由区域入居企業の問題解決プログラム運営 (株)MTG対象「セーフスペース改善デザイン教科課程」を連携実施 実務中心の教育を通じて安全で効率的な企業環境構築 蔚山経済自由区域庁は、蔚山大学RISE事業団とともに、蔚山経済自由区域の入居企業を対象に、問題解決プログラムを運営すると発表した。 このプログラムは、入居企業が抱える問題を地域大学と協力して解決することで、企業成長支援と企業カスタマイズ人材養成することを目的に企画された。 運営されるプログラムは、企業セーフスペース改善デザイン教科課程、体験型現場実習、ESG経営コンサルティングなどだ。 このうち、蔚山経済自由区域庁は、蔚山大学と連携して、入居企業が抱える問題を解決するための「セーフスペース改善デザイン」2学期教科課程を運営する。 セーフスペース改善デザインとは、都市空間(公共スペース、住居地、学校、企業など)を安全な生活環境にするため、製品及びサービスを改善して、美的価値を追及するデザインを意味する。 この教科課程の主目的は、企業の要望に応えて、学校で学んだ理論をもとに、学生たちに産業と社会で実際に直面する問題を解決する経験を積ませて、産業現場で求められる人材を養成することだ。 今回実施される2学期課程は、蔚山経済自由区域テクノ産業団地入居企業の(株)MTGを対象に実施される。(株)MTGは、3Dプリンティングベンチャー集積知識産業センター内に入居しており、現在オフィススペースの拡張が決定され、安全で効率的な空間配置のため、今回の課程に参加することになった。 指導は、蔚山大学室内スペースデザイン学専攻キム・ボムグァン教授が務める。 教育課程は、9月4日から12月18日まで、16週間実施される。受講生たちは、2週目の9月11日の授業で、蔚山経済自由区域庁及び参加企業についての紹介とともに、企業の要望を聞いた後、具体的な授業の方向性を策定する。 つづけて、それぞれ異なる専攻の受講生がチームを組んで企業を訪問、企業スペースを見学して、企業関係者と実際に協議を交わし、チームごとに成果を導き出す。 最終週の授業では、各チームがこれまでの成果を発表して、企業関係者が審査する、「成果発表会」が行われる。 優秀チームには蔚山市長賞が授与され、参加企業は優秀な提案を受け入れて、実際に入居スペースに具現化することができる。 イ・ギョンシク蔚山経済自由区域庁長は、「今回の授業を通じて、蔚山大学の学生たちの実務スキルを向上させ、企業が安全な労働環境で継続的に成長できる機会になってほしい」とし、「今後も、蔚山経済区域及び地域社会との共存・発展に向けて、様々な産学協力プログラムを推進していく」と述べた。 なお、蔚山経済自由区域庁は、蔚山大学と2023年から3年間にわたり、入居企業の問題解決プログラムを実施している。これまで、LAONIXなど企業5社が参加し、「セーフスペース改善デザイン教科課程」の他にも、ESG経営ハッカソン大会、企業マーケティング動画制作を行った。
蔚山保健環境研究院、家畜疾病診断能力の優秀性について「証明」 病性鑑定機関の精度管理評価6項目においてすべて「適合」 蔚山市保健環境研究院は、農林畜産検疫本部が主管する「家畜疾病診断能力の精度管理評価」の全項目で、優秀な成績であることを表す「適合」判定を受けたと発表した。 「家畜疾病診断能力の精度管理評価」は、家畜疾病の病性鑑定実施機関の診断技術向上と検査法の標準化を通じて、迅速かつ正確な診断サービスを提供するために毎年実施されている。 2025年今年は、7月16日から8月13日まで、市・道の病性鑑定機関と民間診断機関、獣医科大学など74か所が参加するなか実施された。 今回の評価は、ブルセラ症、豚繁殖・呼吸障害症候群、豚流行性下痢、ニューカッスル病(2種)、病理診断を含めた6項目に対して行われた。 評価の結果、蔚山保健環境研究院は、全ての項目で優秀な成績であることを表す「適合」判定を受け、全国最高レベルの診断能力が証明された。 保健環境研究院の関係者は、「今回実施された家畜疾病診断能力の精度管理で優秀だと評価され、家畜疾病の病性鑑定実施機関としての信頼性が証明された」とし、「今後も、家畜疾病の発生による畜産農家の被害を最小限に抑えるため、迅速かつ正確な診断サービスを提供していく」と述べた。
蔚山の水道水「コレ水」 飲料水水質基準の全項目において「適合」 上水道事業本部、8月中の水質検査結果を発表 蔚山市上水道事業本部は、8月中に実施された蔚山水道水の水質検査の結果、韓国の飲料水水質基準に適合する安全な水準だという判定を受けたと発表した。 水質検査対象は、回夜浄水場と川上浄水場の浄水で、検査項目は法廷検査項目60項目だ。 検査結果を詳しく見ると、△一般細菌など微生物に関する4項目、△審美的な指標となる硬度、匂い、味、色度、濁度など16項目は「不検出、適合、基準値以下」だった。 また、△健康に有害な影響を及ぼす有機物質である四塩化炭素など17項目は「不検出」、△健康に有害な影響を及ぼす無機物質であるアンモニア態窒素、硝酸性窒素など12項目はすべて「不検出または基準値以下」だった。 さらに、△残留塩素、総トリハロメタン、クロロホルムなど消毒剤及び消毒副産物など11項目も、「不検出または基準値以下」だった。 その他、区・郡別の給水人口をもとに算出して選定された一般家庭104か所の水栓と10か所の老朽管水栓に対する水質検査の結果、残留塩素は適正水準で、全ての地点の水質基準が適合評価を受けた。 上水道事業本部の関係者は、「浄水場から各家庭に供給される水道水を徹底的に管理、定期的に水質検査を実施して、市民が安心して飲めるよう最善を尽くす」と述べた。なお、水質検査結果の詳細は、蔚山市上水道事業本部ホームページで確認できる。
2025年公演芸術地域流通支援事業の選定作品 蔚山文化芸術会館主管ミュージカル「登登曲」上演 27日、文化芸術会館の小公演場で上演 朝鮮時代を舞台にタルチュム(仮面舞)やノリをモチーフにした時代劇 蔚山文化芸術会館が、9月27日(土)午後2時と午後6時、文化芸術会館の小公演場にて、ミュージカル「登登曲」を上演する。 今回の公演は、文化体育観光部が後援、(財)芸術経営支援センターが主催する、「2025年公演芸術地域流通支援事業」の選定作品で、蔚山市民に高水準な公演に触れる機会を提供するために企画された。 ミュージカル「登登曲」は、朝鮮時代を舞台に、当時漢陽で流行した仮面の舞とノリの「登登曲」をモチーフとして、5人のソンビ(士)たちが欲望と葛藤の末に破局を迎える過程を描いた時代劇ミュージカルだ。 歴史的な背景に想像力が組み合わさった作品で、伝統的な要素と現代的な感覚が調和し、観客たちに一風変わったステージを届ける。 特に、今回の公演は、コ・サンホ、アン・ジェヨンなど大学路で活発に活動中の俳優たちが大勢参加して、公演の完成度を高めた。奚琴、タル(仮面)、扇など伝統的な要素を取り入れた舞台演出と、俳優たちの華麗な振り付けがさらなる没入感を生み出す予定だ。 文化芸術会館の関係者は、「ミュージカル『登登曲』は、韓国の歴史と伝統文化を現代的に再解釈した作品で、蔚山市民にとって、国内の創作公演の多様性と可能性を直接触れる機会になるだろう」とし、「多くの市民に関心を持ってもらい、ぜひ観覧してほしい」と述べた。 公演に関する問い合わせは、蔚山文化芸術会館ホームページ(https://ucac.ulsan.go.kr/main.do)または電話(☎052-257-9623)で受け付けている。 蔚山北部消防署-蔚山北区アパート連合会などの5団体 共同住宅の火災初動対応強化に向けた業務協約を締結 蔚山北部消防署は、11日午後2時、北区華峰洞の北部消防署4階中会議室で、蔚山北区アパート連合会、(株)テウォン総合管理、(株)シンハン住宅、ジサン住宅(株)、(株)ハイテク住宅ら5団体と、共同住宅の火災初動対応強化に向けた業務協約を締結すると発表した。 この協約は、最近共同住宅で火災による人的被害が相次ぐなか、アパート警備員と管理事務所職員の初動対応力向上と、老朽化した消防施設の管理体制改善を目的に推進された。 これらの機関は協約に従て、▲共同住宅で火災発生時の初動対応教育及び教材支援、▲警備員・管理員向け合同消防訓練及び消防体験館教育の斡旋、▲警備員・管理員に対する初動対応マニュアル普及及び実習強化、▲老朽化したり不良な消防施設の修理・交換などにおいて相互協力する。 北部消防署の関係者は、「この協約によって、共同住宅で迅速な初動対応が可能になり、人命や財産への被害を大きく軽減できることを期待している」とし、「民と官の協力をもとに、火災セーフティネットを拡大して、火災から『安全なアパートづくり』に邁進していく」と述べた。
安全で健康な職場のための現業職員教育を実施 10日、現場の特性を反映して安全・保健管理者の実務を中心に実施 作業場の有害・危険管理及び脳・心血管疾患の予防をテーマに実施 蔚山市は、9月10日午後2時、本館2階大講堂にて、「安全で健康な職場のための現業職員長期教育」を実施すると発表した。 この教育は、現在業務に携わっている従事者の安全保健意識と対応力の強化及び産業災害の予防を目的に企画された。 この日の教育は、庁舎・施設管理、公園・緑地維持管理、環境美化、調理業務などを担当する蔚山市所属の現業職員約250名を対象に実施される。 教育は、安全と保健の2つの分野に分けて実施される。 安全分野は、「作業場の有害・危険と事故予防」をテーマに、現場で実際に発生した事例と対応方法を取り扱う。 保健分野は、「脳・心血管疾患予防及び応急処置」を通じて、従事者たちが生活習慣を管理し、緊急時に迅速に対応できるようにする。 教育は、蔚山市安全管理者と保健管理者が直接講義を行い、現場の特性を反映した実質的な内容を伝える予定だ。 蔚山市の関係者は、「今回の教育が、職員たち自らが安全と健康を守る方法を学び、現場で発生しうる状況に効果的に対応できる能力を強化する機会になってほしい」と述べた。 なお、蔚山市は、安全で健康な職場づくりに向けて、毎月安全・保健管理者が現在の作業現場を巡回して点検を行うことで、産業災害の予防に積極的に対応するだけでなく、特殊健康診断、作業環境測定、危険性評価など安全保健活動にも徹底的に取り組んでいる。 蔚山市は今後も、全ての労働者が安全かつ健康に働ける労働環境づくりに向けた教育と現場点検を並行して、推進していく計画だ。
蔚山市自治警察委員会 「訪問する委員会現場コミュニケーション懇談会」を実施 10日~11日、農所2洞・秀岩洞行政福祉センター及び新亭交番・新亭2洞を訪問 蔚山市自治警察委員会は、9月10日と11日の2日間、農所2洞・秀岩洞行政福祉センター、新亭地区隊、新亭2洞行政福祉センターを順次訪問して、「訪問する委員会現場コミュニケーション懇談会」を開催すると発表した。 初日の10日午前10時、農所2洞行政福祉センターを皮切りに、続けて午後1時30分、秀岩洞行政福祉センターで実施される。住民の治安に関する問題提起を受け、地域の状況に合った解決策を模索する。 つづけて、11日午前10時30分、新亭地区隊を訪れ治安状況を共有し、自治警察の事務に関する協力策について議論する。 同日午後1時30分には、新亭2洞行政福祉センターを訪問して、住民の生活安全と交通問題などに関するさまざまな意見を収集する予定だ。 キム・ジェホン委員長は、「市民の貴重な意見を反映して、地域の特色に合った治安施策を発掘することが、自治警察制の主眼である」とし、「今後も、現場の声をくみ取って、市民が体感できる安全な蔚山にしていきたい」と述べた。 なお、自治警察委員会は、8月に薬泗洞行政福祉センターで開かれた懇談会で、住民による問題提起を3件受け、関係機関と協議して必要な措置を講じている。委員会は今後も、現場コミュニケーション懇談会を毎月開いて、住民の意見を積極的に反映、地域カスタマイズ型治安政策を推進していく計画だ。
蔚山中部消防署、秋夕を迎え「安全を期すのに良い日」を運営 10日、伝統市場の火災予防を点検して可搬消防ポンプの訓練を同時に実施 蔚山中部消防署は、9月10日午前10時から、中区オッコル市場と太和総合市場を訪問して、秋夕名節を目前に控え、伝統市場の火災予防のための「安全を期すのに良い日」イベントを実施すると発表した。 このイベントは、各市場ごとに消防署職員と商人ら約30人が参加して、直接店舗内の火災危険要素を点検して安全意識を高め、自律消防隊と連携した消防教育と初動対応訓練を行う。 主な予防活動は、▲タコ足配線禁止、▲消化器を見える場所に配置、▲K級消化器の配置、▲市場別のカスタマイズ型教育、▲非常連絡体制の構築及び避難誘導訓練の強化などだ。 特に、新たに取り入れられた可搬消防ポンプ訓練を通じて、伝統市場で発生した火災に対する初動対応力を強化する計画だ。現在、中区地域の伝統市場4か所に可搬消防ポンプが配置されており、大規模な伝統市場を中心に統合運営されている。 中部消防署の関係者は、「秋夕期間中に安全を守るためには、商人たちの自発的な参加が何よりも重要である」とし、「訓練と教育を継続することで、伝統市場の自律安全管理能力が一層強化することを期待している」と述べた。
中部消防署、現場中心の緊急救助統制団の抜き打ち稼働訓練を実施 10日、太和江エクソディウムで放火による火災発生を仮定して訓練を実施 災害発生時に市民の生命・財産を保護するための迅速な対応体制を強化 蔚山中部消防署は、10日午後3時、蔚山一の最高層ビルである中区太和江エクソディウムを対象に、災難現場の対応力強化に向けた抜き打ち緊急救助統制団稼働訓練を実施すると発表した。 緊急救助統制団は、迅速な人命救助と施設復旧による災難被害の最小化を目的に運営されている。火災、地震など様々な災難が発生した場合、統制団長を中心に対応計画部、資源支援部、現場指揮部を編成して、関係機関との協力体制の下、現場で対応を遂行する。 この日の訓練は、統制団の要員約40名が参加するなか、放火による火災発生を仮定して行われる。 重点訓練の内容は、▲先着隊の初動対処及び状況報告の習得、▲個人別の任務遂行能力向上、▲災難現場の指揮・調整・統制体制の強化、関係機関との協力体制確立、▲さまざまな危機状況での対応力強化などだ。 中部消防署の関係者は、「定期訓練を通じて、緊急救助統制団運営要員の対応力を高め、災害が実際に発生したときは、市民の人命を保護して、財産被害を最小限に抑えられるよう、最善を尽くす」と述べた。 |